【共感覚】の感じ方|わたしの頭のなかでは 文字に色が 音に光の動きが
わたしは、文字に色がついているように感じたり、音楽に光の動きを感じたりします。
このような感じ方を『共感覚』(synesthesia)というようです。
ここでは、自分自身の共感覚の感じ方をご紹介します。
▲共感覚についてまとめました
文字に色を感じる
わたしは文字に色がついているように感じます。
どんな文字に、どのように感じるのかなどをご紹介します。
共感覚に気づいたきっかけ
「音に味を感じる」人がいると偶然に耳にして、そのような感じ方を「共感覚」というと知りました。
「そんな人もいるんだなぁ」と共感覚について調べていると、「文字に色を感じる」ことも共感覚のひとつだとわかりました。
「自分が幼いころから、文字に色を感じていたことが、みな同じように感じていたことではなかったなんて…!」
驚きとともに、人生半ばにしてはじめて、自分が共感覚を持っていることに気づいたのでした。
文字を見ると頭で色を感じる
わたしは文字を見ると、頭のなかで色を感じます。
なかには文字に色がついているように「見える」タイプの人もいるようですが、わたしはそのようなことはなく、文字に色を「感じる」タイプのようです。なお、どちらのタイプでも、印字の色は把握できています。
また、わたしの場合は、実際に目で文字を見なくても、頭のなかで文字を思い浮かべるだけでも、文字に色を感じます。
色を感じる文字
色を感じる文字は、普段、自分が使っている文字全般です。
- 数字
- アルファベット
- ひらがな
- カタカナ
- 漢字
12345ABCDE
あいうえおカキクケコ
MY共感覚の感じ方
ひとつの文字に感じる色は基本的にひとつで、昔から同じです。
文章のなかでは、漢字の色が際立って感じられ、カタカナの色が鈍くなる傾向にあります。
文字に感じる色と変化
さきほど、基本的にひとつの文字にひとつの色を感じると書きましたが、実際はいくつかの色を感じることもあります。
複数の色を感じたり、色が変わったりする場合もありますが、わたしのなかでいくつかパターンがあります。
ディスプレイによって色が異なって見えますが、ご紹介していきます。
基本 1文字に1色
ひとつの文字にひとつの色を感じる
あ=赤
複数の色を感じる
め=水色
文字を見た場合
め=黄系
頭のなかで想像した場合
複数の色を同時に感じる
鰤
魚 へん =青系
師 つくり=黄系
へんやつくりの色の印象が強い場合
音に引っ張られる
島(しま)=黄色 し=黄だから
島(とう)=青系 と=青だから
意味に引っ張られる
もも(桃)=ピンク
も=紺だけど…
先頭の文字色が強くなる
品川=黄色
品=黄色だから
川=水色だけど…
前の文字色に引っ張られ混じる
列島
島=緑
島(とう)=青だけど
列=黄系だから、混じって緑
へんとつくりの関係
基本的にへんとつくりに別れていても一色
柏=緑
木=茶、白=白だけど
か=緑だからか、緑
※へんやつくりの色の印象が強い場合は別々に色を感じる
文字に感じる色の具体例
これからも、文字に感じる色の具体的な例を記事にしていきます。
音楽に光の動きを感じる
わたしは音楽に光の動き、音に素材感や色を感じます。
どのように感じるのかなど、簡単にご紹介します。
共感覚に気づいたきっかけ
自分が文字に色を感じる共感覚を持っていると気づき、共感覚について調べていると、「音に色を感じる」共感覚があることも知りました。
そのときは、ドレミ…一音一音に別々の色を感じる話を読んだのですが、わたしはそのように感じたことはありませんでした。だから、音には共感覚を持っていないと思っていました。
その後、共感覚について書かれた書籍「脳のなかの万華鏡」を読み、音楽や音に光や動きを感じることも共感覚であると知りました。このときはじめて、自分が音にも共感覚を持っていることに気づいたのでした。
共感覚を感じる音や音楽
わたしは音楽を聴いていると光の動きなどを感じます。
文字に色を感じるときよりも、空間(目の前や音楽がなる方向)で、光が動いているように感じます。
また、一般的な音よりも、音楽や効果音に共感覚を感じることが多いです。
音楽でも、演奏している姿が目に入ると、奏者の動きに意識が向かうのか、共感覚を感じにくくなります。
音楽に感じる共感覚
音楽を聴いていると感じる共感覚をご紹介します。
光の動き
音楽に対して感じるのは、基本的に光の動きです。
大きい音には大きい光を感じます。
傷ができたように光を感じることや、光が落ちるように感じること、また、光が揺らいだり、螺旋を巻いているように感じることもあります。
素材感
トランペットなどの破裂音は、光がけば立ったような感じがします。
ベースなどの低音は、絨毯がけば立ったように感じます。
木管楽器の場合は、なめらかに磨かれた木の感じがします。
色
あまり色の印象は強くありません。
ドレミ…一音一音に別々の色を感じることもありません。
だいたい、白っぽい光の感じか、低音の鈍色のような感じです。
音楽に感じる共感覚の具体例
これからも、音楽に感じる共感覚の具体的な例を記事にしていきます。